医療に関わる子どもたちにもっと「遊び」を。現場における、ホスピタル・プレイ実践例を紹介。本書では、遊びを使って病児や障害児を支援する専門職「ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)」の仕事と、医療現場で行われた実践例を紹介しています。HPSであるフランシス・バーバラ先生の講義内容を中心に、日本におけるHPS養成を取り巻く活動や思考をまとめました。実際に現場で行われたプレイ・プログラムのデータや、静岡県立大学短期大学部が東日本復興支援として行った「HPSスマイルプロジェクト」の様子も掲載しています。
実践ホスピタル・プレイ

医療・保育関係者が注目する新たな専門職
ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)をご存じですか?


英国の病院では、小児医療チームの一員として、病児の治療や入院体験を「Play(遊び)」を使って支える
「ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(Hospital Play Specialist、以下HPS)」が配属されています。
HPSが提供する遊びを通し、子どもたちに、今後行われる医療行為や医療プロセスを理解させることで、
不安感を軽減することが可能となります。日本の医療現場はまだ、子どもが子どもらしく、
本来の発達を保障されるために不可欠な「遊び」の視点が欠けている側面があります。
本書を通じて、病児や障害児への専門的な遊び支援について理解を深めていただければと考えています。


編著者プロフィール


松平 千佳 (まつだいら ちか)
静岡県立大学短期大学部准教授。ホスピタルプレイの方法論、養成を専門分野として活動。
2011年1月、英国 Hospital Play Staff Education Trust より、HPSに認定。
主な著書に、「家族福祉論」(勁草書房,2002年) 「相談援助の基盤と専門職」(久美出版,2009年)


●HPS Japan 公式ホームページ